# Rinne を歌わせたい [Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI](https://github.com/liujing04/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI) で、すでにある曲を Rinne に歌わせます。 # つかいかた 1. 女性のボーカル付きの曲を mp3 形式や wav 形式で用意します。 2. `Sing.bat` をダブルクリックして、[Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI](https://github.com/liujing04/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI) を立ち上げます。 - Windowsファイアウォールで通信を許可しなくとも利用できるようです。 3. ブラウザに WebUI が表示されたら画面上部の、「伴奏とボーカルの分離」で、曲を伴奏とボーカルに分離します。 ![Sing0](./Sing0.png) - 左下の「ここにファイルをドロップ -または- クリックしてアップロード」から mp3 形式や wav 形式の曲を登録できますが、**すぐ上の「フォルダパスを入力」を空欄にする必要があります**。 - mp3 ファイルによってはエラーになる場合があります。エラーになる場合は [fre:ac](https://www.freac.org/) などのお好みのツールで、あらかじめ wav 形式に変換してください。 - モデルを「HP5-~」にして「変換」すると `RVC-beta\opt\` 以下に伴奏とボーカルの wav が出力されます。 - 曲によって相性があるようなので、「HP2-~」でも「変換」してどちらが伴奏とボーカルをキレイに分離できているかを比較します。 4. ボーカルが分離できたら上部の「モデル推論」で、ボーカルを Rinne の声に変換します。 ![Sing1](./Sing1.png) - 「音源推論」を「Rinne.pth」にします。 - 「処理対象音声ファイルのパス」にボーカルのwevのパスにします(フルパス可)。 - 「ピッチ抽出アルゴリズム」を「harvest」にします。 - 「特徴量検索データベースのファイルパス」を「..\Rinne.index」にします(フルパス可)。 - 「特徴量ファイルのパス」を「..\Rinne.py」にします(フルパス可)。 5. 「変換」が成功したら、「出力音声」の「…」から変換したボーカルの wav をダウンロードします。 6. 変換したボーカルの wav と、分離した伴奏の wav を、[Audacity](https://www.audacityteam.org/) などのツールで結合します。 - 例)[Audacity](https://www.audacityteam.org/) でボーカルと伴奏を開き、「ファイル」-「書き出し」-「MP3として書き出す」 ![](./Sing2.png) # 品質の向上 - 曲を伴奏とボーカルに分離する手段はたくさんあり、よりキレイに分離できる手法がありそうです。 - 例)「[UVR5で高精度なBGM除去を行う方法](https://ddpn08.fanbox.cc/posts/5738173)」 - 曲や声の組み合わせによって、最適なパラメータは異なるようです。 - 「ピッチ変更」を上げ下げしてみる - 「ピッチ抽出アルゴリズム」を「harvest」でなく「pm」にしてみる - 「检索特征占比(特徴量の検索割合?)」を上げ下げしてみる - [Audacity](https://www.audacityteam.org/) などのサウンドツールでも、品質を向上できます。 - ボーカルと伴奏のバランス調整やノイズの除去など [戻る](./README.md)