AkiraChisaka commited on
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2 Done/[ICECAT] 段々巨大化 [that123] CN.txt ADDED
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1
+ 有一天,我在某条街的某间店间里闲逛时,突然被帅哥风现充的青年缠上。
2
+ 最初只是轻轻打发过去,不过,他们变得难缠而越来越讨厌了。
3
+ 到最后离开那间店还在我身边强行转来转去。
4
+ 已经没办法了。这条街我是很喜欢,不过…
5
+ 但是,大家不要见怪哦。这只是「正ー当ー防ー卫ー」啊。
6
+ 喂,你。认为我是细小,柔弱的女生吧。
7
+ 嗯,是啊。「现在」个子也不太高,而且还是相当纤细。
8
+ 呵呵,不过,之后要给你看蛮有趣的东西。
9
+ 嗯,打算怎么办呢?就是那么简单的事。
10
+ 你看,就这样一下子弯着腰,开始充满干劲一跳的话…啊~呀!
11
+ ずうん
12
+ 怎么了,吓了一跳,连腰要直不起来,对不起啊。
13
+ 「稍微」变大了而已,不过是刚才的10倍。
14
+ 但是现在我比你大啊。
15
+ 立场逆转了,不知道有什么心情呢?
16
+ 这么小,这么柔弱的你用一只脚就可以踩死吧。
17
+ 这样把脚从上方举起,一口气踩下来的话…开玩笑哟。
18
+ 那么简单就结束会很无聊。
19
+ 我一定要和你多待一点时间。
20
+ 嘿嘿,怕我吗?后悔了吗?
21
+ 但这个尺寸我的高度还是只有周边建筑物一样的高度。
22
+ 你看,这幢五层公寓什么的,就和我一样的身高。
23
+ 那台红色车都比我的脚大。
24
+ 咕咚,咕咚。嗯,好不甘心啊。想要变得更加大。
25
+ 一边默默地笑一边在渺小的「小人先生」的四周来回走动,
26
+ 一边说一些装模作样的话一边让你越来越害怕,
27
+ 我站在原来的位置,又蹦达一下。
28
+ どすううん
29
+ 哈,只是落地就把小人先生吹飞。
30
+ 嘛,不幸在我两腿之间也没办法啊。
31
+ 附近的建筑物因为哪个冲击,玻璃窗碎裂,倾斜。
32
+ 陷进地面,大地也跑出很多裂缝。
33
+ 红色的车也不知何时反转了。
34
+ 我那么重啊。不好意思,失礼啰。
35
+ 即便如此,小人先生,没问题的吧。我还希望你可以见证我变得更大。
36
+ 发现了,还是和刚刚一样在我脚边蠕动。太好了,太好了。
37
+ 对了,刚才在店前的人行道上跳跃,不过,
38
+ 100倍大小的脚踩在道路还是会堵塞车道吧?
39
+ 由于这个原因,在道路上行驶的一辆大巴急刹,无法及时停下撞上我。
40
+ 居然要辗过女孩子,这是何等残酷啊。可是完全不痛啊。
41
+ 不仅仅如此,巴士还被撞烂了吗。呵呵,也太脆弱了。
42
+ 但是,只有这种程度的话,我不会原谅你啊。
43
+ 总之,要先踩在那辆巴士上,再慢慢加上重量压溃,
44
+ 我就像冲压机一样把巴士压塌,再扁平地黏在地面上,
45
+ 顺便也把另一只脚边停下的几辆车踩碎吧。
46
+ 牵连了你们,对不起啊。但是,那种若有若无的触觉太舒服了。
47
+ 啊,呆站在那里的是车主先生吗。
48
+ 爱车被压碎了而遭受打击呢,不论如何摇动我的手和举起我的脚举也完全没反应。
49
+ 如果不逃走,一直坐在这里的话,我只好多管闲事吧,
50
+ 我蹲下来伸直食指,在小人先生的眼前试着刺下去。
51
+ 冲击压往地面,陷进去。
52
+ 啊,并且夸张地动了一下,是感到自身有危险吧,
53
+ 跳了起来,连看不看就一溜烟地逃跑。
54
+ 呵呵,有点欺负过头了吗。但是,这还只是刚刚开始。
55
+ 嘛,花在一个小人先生身上花得太多时间了,所以,
56
+ 我慢慢地站起来,在同一个位置多跺几次脚,整个城市都布摇,
57
+ 我的存在,我的力量要展示给大家看,我再弯起腰往天空一跳。
58
+ ずがああああああん
59
+ 嘛,着陆时把脚下几幢大楼踩碎了。
60
+ 因为冲击周围的建筑物也倒塌很多。
61
+ 只好在道路上落脚,尽量为了不破坏建筑物而多加注意。
62
+ 但是没办法啊。现在的我这么巨大。
63
+ 这个渺小的城市,连放下我的脚的地方都没有,大家都弱爆了。
64
+ 现在的大小是最初的1000倍。嘿嘿,非常大吧。
65
+ 到刚才为止在这里和那里都有比我的个子高的建筑物,现在也变成星星点点,
66
+ 这我已经是在这个城市里最高的,没错吧。
67
+ 不仅如此,连我的腰,不,是连到达我膝盖高度的建筑物也没有。
68
+ 多数高层大楼的高度再怎样高也只有脚踝左右的程度。
69
+ 当然,在这个城市居住的小人先生就好像垃圾沙粒一样。
70
+ 而辨认识到他们也很困难左右,最初的那个小人先生不知道在哪里不见了。
71
+ 100倍大小时的小小的脚印应该还是有几个可以看得见,大概就是在这一带。
72
+ 嗯,被倒塌建筑物埋起来,找不到了啊。
73
+ 算了,要全部被踩碎在我的脚下。咕咚。
74
+ 在高楼大厦林立的街道踩在脚底下,然后抬起脚看,
75
+ 有一只鲜明深刻的脚印,小人先生、大街、建筑物什么也没剩。
76
+ 为了向在这条街上…在这个地方的人们展示我巨大的力量,
77
+ 我一边原地踏步一边踩碎脚下的高层摩天建筑,街道处于完全毁灭的状态。
78
+ 很多建筑物都倒��了,剩下的也半倾斜半坏掉了。
79
+ 呵呵,心情很舒畅。果然巨大化的乐趣就是破坏啊。
80
+ 高层大楼也被脚尖强行扭曲变形,再被弄成碎粒,最后再压毁,
81
+ 附近出轨了电车组成一长串,只要我轻轻一踩就通通踩碎了。
82
+ 顺便把前方的车站和电车用另一只脚磨碎吧。
83
+ 这个大小就可以把城市全部弄坏,太好了,
84
+ 有什么声音,我忽然仰脸望向上空,有一台小小的客机。
85
+ 打算作壁上观?太自大了吧。
86
+ 当然实际上只是偶然飞过这个城市。不过,
87
+ 这种事情我根本不在乎,我眼睛看着客机…一口气再跳一下!
88
+ ずどおおおおおおおおおんん
89
+ 我只是想要跳过飞机,可是跳过头就跳到隔壁的城市。
90
+ 被10000倍大小的双脚压倒的城市几乎都消失在脚下,
91
+ 残余的也因为落地时的冲击,建筑物全部都粉碎倒塌和损毁严重的样子。
92
+ 对不起啊。我只是两只脚着地而已。
93
+ 但是,这么渺小,脆弱是不行的啊。
94
+ 吸取这教训,下次要造更大更结实的建筑物。
95
+ 啊,眼睛应该看不到小小的小人先生了吧。
96
+ 这个地方连半残的废墟也没有,轻轻原地踏步也会把隔壁城市踩烂,
97
+ 好像向最初的城市的大家展现我的巨大,我只好用用一只脚把附近的高山踩碎,
98
+ 还持续在城市上空慢慢慢慢地飞行的飞机我只好用另一只巨大的脚一下子踩碎。
99
+ 商业区,住宅区,河流,田野,这一切都没有了。
100
+ 顺便紧紧地用力把脚压在地下磨一下的话,连城市的痕迹也失去踪影。
101
+ 嗯,很不得了的成就感和征服感啊。继续吧。
102
+ 终于到了最后。都已经到这种地步,还是做到最后吧。
103
+ 弯着腰从地面很有气势地跳起,穿过遥远的上空的平流层,降落在遥远的海洋上。
104
+ どどどどどどおおおおおおおおおおおおおおんんん
105
+ 哈哈,连刚才一样大小的城市也简单地踩一下两下就整个踩在脚下消灭了,也太小了吧,
106
+ 100000倍的话,已经变成的苔藓一样的城市以外,其他更渺小的东西通通看不见啊。
107
+ 但是,这片苔藓有成千上万的建筑物,也有好几万几十万小人先生居住吧。
108
+ 前不久我也在这样渺小的都市之中,就更是渺小的大小吧。我内心觉得有点不可思议。
109
+ 虽然都是不是这么重要,不过,首先要踩碎哪个脚下的都市呢,该怎么办呢。
110
+ 我一边拨开低层的云层一边把脚移到几个城市的上空定着,
111
+ 充分挑起了小人们的恐怖心理和绝望感,其中一个就用脚尖瞄准压烂吧,
112
+ 另一只脚踩下来时,分别有两个都市在前脚掌和脚跟下磨溃,再慢慢地用脚弓和脚趾的根部把各个城市粉碎。
113
+ 另外,蹲下来时又有其他几个城市毁掉,再用指尖刺下去,打圈圈捣碎
114
+ 环视四周,那里已经一个城市也没剩下来。
115
+ 当然只要走几步,在海的对面还有很多很多的大都市,不过今天就到此为止吧。
116
+ 虐待城市呀,巨大化呀。我玩过头的话,对方的星球本身也会变得一点也没有剩下吧。
117
+ 呵呵,要是真的那样的话。非常快乐喔。
118
+ 少女消失的时候,多个城市,曾经是数百万人居住的地方,现在只有超巨大的足迹留下来…
2 Done/[ICECAT] 段々巨大化 [that123] JP.txt ADDED
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1
+ ある日、あたしはとある街のとある店でくつろいでいると、急にイケメン風の青年に絡まれちゃった。
2
+ 最初は軽くあしらおうとしたけど、しつこくって嫌になっちゃう。
3
+ 挙句には店を出たところで無理やりどこかに連れ回そうとする始末。
4
+ もう、しょうがないなぁ。この街のこと、結構気に入ってたんだけど。
5
+ でも、みんな悪く思わないでね。これはただの「せーとーぼーえー」なんだから。
6
+ ねえ、貴方。あたしのことちっちゃくてか弱い女の子だと思ってるでしょ。
7
+ まあそうだよね。「今」は背もあんまり高くないし、華奢だし。
8
+ ふふ、でもね、これからとーっても面白いものを見せてあげる。
9
+ え、どうするつもりかって? そんなの簡単なことだよ。
10
+ ほら、こうやってぐっと屈んでから勢いよくジャンプすれば…ん~えいっ!
11
+ ずうん
12
+ どう、びっくりした? 腰を抜かせちゃってごめんねー。
13
+ 「ちょっと」大きくなっただけなんだけど。さっきまでの10倍といったところかな。
14
+ でも、これであたしの方が貴方よりずっと大きくなっちゃったね。
15
+ 立場が逆転しちゃったわけだけど、ねえどんな気持ち?
16
+ ちっちゃくてか弱い貴方なんか片足だけで踏み潰しちゃえそう。
17
+ こうして足を真上にかかげてから一気に下ろせば…なんて冗談だよ。
18
+ そんな簡単に終わらせちゃったらつまらないもの。
19
+ 貴方にはもうちょっと付き合ってもらわないとね。
20
+ えへへ、あたしのこと怖い? 後悔しちゃってる?
21
+ でもまだまだ。このサイズだとそこら辺の建物の方が背が高いものね。
22
+ ほら、この五階建てのマンションなんか、あたしと同じぐらいの背丈だし。
23
+ そこの赤い車だってあたしの足よりも長くて大きいし。
24
+ ずしん、ずしん。うーん悔しいなぁ。もっとおっきくなりたいなぁ。
25
+ そうやってちっぽけな「小人さん」の周りをにやにやしながら歩き回って、
26
+ 思わせ振りなことを言いながらますます怖がらせてあげたところで、
27
+ あたしは元の位置に立つと、またぐっと飛び跳ねる。
28
+ どすううん
29
+ あはっ、ただ着地しただけなのに小人さんが跳ね飛んじゃった。
30
+ まあ不幸にも両足の間にいたからしょうがないよね。
31
+ 近くの建物だってどれも衝撃で窓ガラスが割れたり傾いちゃったりしてるし、
32
+ 地面は大きくめり込んじゃって亀裂もたくさん走ってるし。
33
+ 赤い車もいつの間にか引っくり返って腹を見せちゃってる。
34
+ でも、あたし、そんなに重くないんだけどなぁ。ちょっと失礼しちゃう。
35
+ それにしても小人さん、大丈夫かなぁ。もうちょっと大きくなるのを見届けてほしいんだけど。
36
+ と思ったら、まだぴくぴく動いていた。よかったよかった。
37
+ ところで、さっきまで店の前の歩道でジャンプしてたんだけど、
38
+ 100倍サイズともなると足が道路にはみ出して何車線か塞いじゃってる。
39
+ そのせいで、通りを走っていた大型バスが一台、急ブレーキしたものの止まりきれずにぶつかっちゃった。
40
+ もう、女の子を轢いちゃうなんてひどいなぁ。全然痛くなかったけど。
41
+ それどころかバスの方が大きく拉げちゃってる。ふふ、脆すぎぃ。
42
+ でも、この程度じゃ許してあげないんだからね。
43
+ とりあえず、そんないけないバスの上に片足を乗っけてゆっくりと圧し潰し、
44
+ プレス機にかけたみたいにぺちゃんこにして地面にへばりつかせたところで、
45
+ ついでに反対の足でも停車していた何台かの車をまとめて踏み潰しちゃう。
46
+ 巻き添えにしちゃってごめんねー。でも、くしゃっとした感触、ちょっと気持ちよかったよ。
47
+ あ、そこで呆然と立ち尽くしてるのは持ち主さんかな。
48
+ 愛車が潰れちゃったのがそんなにショックなのか、手を振ったり足をかざしたりしても全然反応がない。
49
+ だったら逃げずにずっと乗ってればよかったのにと思いつつ、ちょっとちょっかい出してみようと、
50
+ しゃがんで人差し指をぴんと伸ばし、小人さんの目と鼻の先にずんっと突き立ててみる。
51
+ すると、衝撃でぺたりと地面にへたりこんじゃった。
52
+ でね、さらにつんつん突いてみたらさすがに身の危険を感じたのか、
53
+ 勢いよく飛び上がって脇目も振らず一目散に逃げていった。
54
+ ふふ、ちょっと虐めすぎちゃったかな。でも、こんなのまだほんの序の口なんだけどね。
55
+ まあ、一人の��人さんをいつまでも構っているのもあれなので、
56
+ ゆっくり立ち上がるとその場で何度か足踏みをして、大きく街全体を揺さぶり、
57
+ あたしの存在、力をみんなに見せつけたところで、ぐぅっと屈んで空高く飛んでみる。
58
+ ずがああああああん
59
+ あっと、着地の際にビルを幾つか踏み潰しちゃった。
60
+ ついでにその衝撃で周囲の建物も結構倒壊しちゃってるみたい。
61
+ これでも、道路の上に足を置こうとか、なるべく建物は壊さないようにとか、色々気をつけてたんだけど。
62
+ でもしょうがないよね。今のあたしはこんなにもおっきいもの。
63
+ ちっぽけなこの街じゃ、満足に足を置ける場所もないし、みんな弱っちいし。
64
+ 大きさにして最初の1000倍といったところ。えへへ、すごくでっかいでしょ。
65
+ さっきまではまだあたしより背丈のある建物もちらほらあったけど、
66
+ これでもうこの街で一番背が高いことは間違いなしだよ。
67
+ それどころか、あたしの腰はおろか膝の高さに届く建物も皆無。
68
+ せいぜい高層ビルが踝くらいの低さに細長く伸びている程度しかない。
69
+ もちろん、この街に住む小人さんなんかゴミ粒みたいなもの。
70
+ 認識するのも難しいくらいで、最初の小人さんがどこにいるのかも分からなくなっちゃった。
71
+ 100倍サイズのちっちゃな足跡が幾つかあるから、たぶんこの辺かな。
72
+ んー、建物が崩れちゃったりしていて見つからないよ。
73
+ もういいや、まとめて踏み潰しちゃおっと。ずしんっとね。
74
+ 高層ビルの立ち並ぶ街の一角を足の下敷きにして、それから足を上げてみれば、
75
+ くっきり刻まれた足跡には、小人さんも通りも建物だって何も残っていなかった。
76
+ それから、あたしの力を街の…この地方の人々にもっと見せつけてあげるために
77
+ 高層ビル群をぐしゃぐしゃ踏み潰しつつ足踏みすれば、たった数度で街は壊滅状態。
78
+ 多くの建物がぺちゃんこに潰れ、倒壊し、残ったものも傾いたり半壊したり。
79
+ ふふ、いい気分。やっぱり巨大化の醍醐味は破壊だよねー。
80
+ 高層タワーも爪先を押しつけ歪な形に拉げさせて最後は突き潰し、
81
+ 近くで脱線していた電車もちょっと長い編成だったけど、一踏みで楽々踏み潰しちゃう。
82
+ ついでにその先にあった駅も反対の足で何本かの電車ごとすり潰しちゃったり。
83
+ そうやってこの大きさのまま街を全部壊しちゃってもよかったけど、
84
+ 何やら音がしてふと顔を上げれば、上空にはおっきくてちっちゃな旅客機が。
85
+ 高みの見物でもしてるつもり? ちょっと生意気ぃ。
86
+ もちろん実際はたまたま街の上を飛んでいただけなんだろうけど、
87
+ あたしはそんな事情などお構いなしに、目に物見せてあげようとまた…一気にジャンプ!
88
+ ずどおおおおおおおおおんん
89
+ てへっ、飛行機を飛び越そうと思っただけなのに、今度は勢い余りすぎて隣街まで飛んじゃった。
90
+ それぞれ10000倍サイズの両足の下敷きになった街はほとんどが足の下に消え、
91
+ 残りも着地の衝撃で建物が全部粉砕しちゃったり倒壊しちゃったりと酷い有様。
92
+ ごめんねー。ただ両足を着いただけなんだけどねー。
93
+ でも、こんなにちっちゃくて脆すぎるのがいけないんだよ。
94
+ これに懲りたら次はもっと大きく丈夫な建物を造らないと。
95
+ あは、そんなの目に見えないくらいちっちゃな小人さんに出来るわけないっか。
96
+ とりあえず中途半端に残すのもあれなので、軽く足踏みして隣街を残らず踏みしめたところで、
97
+ 半歩先にある最初の街のみんなに見せつけるかのように近くの高山も片足で踏み潰し、
98
+ 続いて街自体もゆっくりと溜めてから、まだその上をゆっくり飛んでいた飛行機ごと反対の足で一気に踏み潰しちゃう。
99
+ オフィス街も、住宅街も、河川も田園地帯も何もかもまとめて。
100
+ ついでにぎゅっぎゅっと足をすり動かせば、街は跡形もなくなっちゃった。
101
+ うーん、達成感というか征服感がたまらないよ。ぞくぞくしちゃう。
102
+ そしていよいよ最後。ここまで来たならとことんやらないとね。
103
+ またぐぅっと屈んでから勢い付けて地面を蹴ると、遥か成層圏をも突き抜けてから遠くの海へと着水する。
104
+ どどどどどどおおおおおおおおおおおおおおんんん
105
+ あはっ、さっきの大きさだって一踏み二踏みで街を簡単に滅ぼせちゃったのに、
106
+ 100000倍ともなるともう街なん���ちっぽけな苔か何かにしか見えないよ。
107
+ でも、この苔一つ一つに何千何万と建物があって、何万何十万と小人さんが住んでいるなんて。
108
+ 少し前まであたしもこんなちっぽけな街の一つの中に、もっとちっぽけな大きさでいたのだと思うと、ちょっと不思議な気分。
109
+ だからといってどうってことはないけど。さあて、まずはどの街から踏み潰しちゃおうかなぁ、どうしようかなぁ。
110
+ あたしはそうやって遥か低層の雲を掻き分けながら足を幾つもの街の上でぶらぶら動かして、
111
+ 小人さんたちの恐怖心や絶望感をたっぷりと煽ってから、その一つに狙いを定めると爪先だけで丸々押し潰し、
112
+ もう片足でも二つの街の手前に踵をつけてから、ゆっくりと足を倒して土踏まずと足指の付け根辺りでそれぞれ街を粉砕しちゃう。
113
+ また、しゃがみ込んで他にも幾つかの街を指先だけで突き潰したり、ぐりぐりすり潰したりすれば、
114
+ 辺りを見回した時、そこにはもう街の一つも残っていなかった。
115
+ もちろん、数歩進んだ海の先にはまだたくさんの街があるけど、今日はこれぐらいにしておこっか。
116
+ 街を虐めるのも、巨大化も。あんまりやりすぎると遊び相手もこの星自体もなくなっちゃうものね。
117
+ ふふ、それじゃばいばいっ。なかなか楽しかったよ。
118
+ そして少女が消えた時、幾つもの街があり数百万人が住んでいた地方には超巨大な足跡だけが残されていた…
2 Done/[十六夜] 巨大惑星接近 [that123] CN.txt ADDED
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1
+ 那是很突然的事。
2
+ 倾注在世界上的耀眼阳光就像是电力开关被关掉一样突然消失。
3
+ 一瞬间就变成夜晚。
4
+ 星也好,月亮也好,晚上那点点亮光通通都看不见的完全黑暗降临了。
5
+ 到底发生了什么事…全世界的人们疑惑地看着被涂抹上漆黑的天空。
6
+ 这个时候。
7
+ ふわり ふわり
8
+ 人们的身体浮起来了。就像有什么牵引着,被吸入到黑夜的天空当中。
9
+ 发现不对劲的人们是手舞足蹈设法地想回到了地面,但他们的抵抗根本微不足度,无法阻止他们的身体飞上天空。
10
+ 有的人抓住车。然后车也开始浮起。
11
+ 有人逃进房子。然后房子也被整幢飞起。
12
+ 全世界上的东西不断物浮起被吸入天空。
13
+ 不久,海水也开始升高,森林的树木连根拔起,然后竟然连小岛也被挖起发上天空。
14
+ 很可怕的超常现象。
15
+ 70亿人类被吸入到天空中。
16
+  *
17
+  *
18
+  *
19
+ 时间稍微回溯…
20
+ 「啊,在这里在这里。不是吗?」
21
+ 「哪里哪里?」
22
+ 在黑暗宇宙空间中漂浮着两个少女。
23
+ 一丝不挂的姿态,可能因为平常就是这样的缘故所以并没有感到羞耻吧。
24
+ 完全不把倾注而下的宇宙线当一回事,两人凝视眼前飘浮着的小小蓝星。
25
+ 「是真的!终于找到了,『地球』!」
26
+ 「特意来到这样的边境地区来看看还是有价值的。但是没想到会这么小。」
27
+ 少女们尽量挤在一起,以站立的姿态漂浮在宇宙,为了看清楚在眼前浮现的地球。
28
+ 两个的少女的身高有160万㎞。是地球人的10亿倍。
29
+ 相对少女们来说,地球是只有约1cm大小的球体。
30
+ 比行星更巨大的少女们,把地球夹在中间,完全遮住了阳光,一切的光都被中断了。
31
+ ずい
32
+ 其中一个少女把胸部伸向地球。
33
+ 「看看,我的胸部比较大!」
34
+ 「真是的,比你胸部小的星星要多少有多少吧」
35
+ 朋友像往常一样向少女回敬道。
36
+ 事实际,少女的乳房远远大于地球。
37
+ 少女圆润巨大的乳房甚至比同样是太阳系的木星还要更巨大。
38
+ 这时,少女们都没有发现这件事。
39
+ 少女在挺起胸部时候,她胸部的位置刚好把乳头指向地球。
40
+ 对面的另一个少女看到了,朋友的乳晕上的乳头和地球相比稍微更大一点。
41
+ 行星级别的乳房在无重力空间中来回弹跳,慢慢尽量接近地球。这个距离对她们的来说大概是1cm。
42
+ 这个时候,地球上发生了异变。少女那超巨大的乳房的可怕的质量产生的重力比地球重力更加强大,被放出庞大重力的巨大乳房挨近,地球上的各种各样物体都被胸部的重力拉起,吸引到乳房上。
43
+ 连同大气一起吸走,全世界70亿地球的人都在乳房着陆。稀疏地散落在少女其中一边胸部的乳头的四周。
44
+ 对地球人来说是少女的乳头不仅仅是靠近地球的大小,乳头总面积比地球更广阔。70亿的人类移居上面也显得太宽广。人们发现到自己站在肉色和粉红色的无限的地平在线。
45
+ 「那么回去吧。大家都等着你哦。」
46
+ 「诶~,再稍微看一看嘛~」
47
+ 「都已经知道在什么地方了,之后再来吧。」
48
+ 朋友向不愿离开的少女劝说道。
49
+ 两人向宇宙的彼方飞走了。
50
+ 其中一人完全没有注意到在自己一边胸部上乘载着70亿拥有高等智慧的生命体。
2 Done/[十六夜] 巨大惑星接近 [that123] JP.txt ADDED
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1
+ それは突然の事である。
2
+ 世界に降り注いでいた眩しいほどの陽光が、まるで電気のスイッチを切ったようにパタリと消えてしまったのだ。
3
+ 一瞬にして夜になった。
4
+ 星も、月も、夜の明るささえ見えぬ完全な闇が訪れていた。
5
+ 一体何が起きているのか…。世界中の人々が黒く塗りつぶされた空を見上げ首をかしげる。
6
+ その時である。
7
+ ふわり ふわり
8
+ 人々の体が浮かび始めた。まるで引っ張られるように、吸い込まれるように、あの黒い夜の空に向かって飛び上がってゆく。
9
+ 異変に気付いた人々は手足をパタパタ動かして何とか地に戻ろうとしたが、それらは空を切るばかりで体を呼び戻せるものにはならなかった。
10
+ ある者は車につかまった。すると車まで浮かび始めた。
11
+ ある者は家に逃げ込んだ。すると家まで持ち上がった。
12
+ 世界中で次々と物が浮かび上がって空に吸い込まれていった。
13
+ やがてそれは海の水さえ引き上げ始め、森の木々が根こそぎ引き抜かれ、そしてそしてなんと、小さな島までが宙に持ち上がり始めてしまった。
14
+ 恐ろしい超常現象だ。
15
+ 70億もの人間が空に吸い込まれていってしまったのだ。
16
+  *
17
+  *
18
+  *
19
+ 時は少し遡り…。
20
+ 「あ、あったあった。これじゃないの?」
21
+ 「どれどれ?」
22
+ 暗黒の宇宙空間に漂う二人の少女。
23
+ 一糸纏わぬ姿であるが、羞恥心が見られないのはそれが常だからであろうか。
24
+ 降り注ぐ宇宙線をものともせず、二人は目の前に浮かぶ小さな小さな青い星を見つめる。
25
+ 「ホントだ! ようやく見つけたよ、『地球』!」
26
+ 「こんな辺境まで見に来た甲斐があったね。でもまさかこんなに小さいとは思わなかった」
27
+ 少女たちはそこに浮かぶ地球を挟み込むようにして立ち浮かんでいる。
28
+ 二人の少女の身長は160万㎞。地球人の10億倍の値である。
29
+ 相対して地球は少女たちにとっておよそ1cmの大きさの球だった。
30
+ 惑星よりも巨大な少女たちに挟まれたことで地球は陽光を完全に遮られ一切の光を遮断されてしまった。
31
+ ずい
32
+ 片方の少女が地球に向かって胸を突き出してきた。
33
+ 「見てみて、あたしのおっぱいの方が大きいよ!」
34
+ 「もう、そんな星いくらでもあるでしょ」
35
+ 友人のいつもの戯れをいつものように返す少女。
36
+ 実際、少女の乳房は地球などよりはるかに大きい。
37
+ 少女の丸っこく大きな乳房は、同じ太陽系にある木星という星より大きかった。
38
+ そしてここからが、少女たちですら気づかなかったこと。
39
+ 少女は胸を突き出したとき、乳首が地球を指すような位置で胸を反らした。
40
+ 対面から見ていたもうひとりの少女からは、地球が、友人の乳首の乳頭よりもちょっと大きい大きさであることがわかった。
41
+ 惑星サイズの乳房は無重力空間でゆっさゆっさと弾んだあと、地球にギリギリまで近づけられた。その距離、彼女たちの感覚で1cm。
42
+ この時に、地球で異変が起きた。少女の超巨大な乳房はその凄まじい質量で重力が発生していたのだ。それは地球の重力よりも強く、そんな重力を放つ巨大な乳房が近づけられたことで、地球上のさまざまなものが乳房の重力に引きあげられ、乳房の上に吸い寄せられてしまった。
43
+ 大気と共に吸い上げられた全70億の地球人はみなそこに着地していた。少女の、片方の乳房の上にだ。乳首の周辺にまばらに展開していた。
44
+ 地球人にとっては少女の乳頭だけでも地球に近い大きさであり、乳首の総面積では地球よりも広大な範囲がある。70億の人間が移住するには十分すぎる広さだった。気づけば人々は、肌色とピンク色の無限の地平線の上に立っていた。
45
+ 「じゃあ帰りましょ。みんな待ってるわよ」
46
+ 「えぇ~、もうちょっと見てたかったな~」
47
+ 「場所はわかったんだからまた来れるわよ」
48
+ しぶる友人を宥める少女。
49
+ 二人は宇宙の彼方へと飛び去っていった。
50
+ その内のひとりは、まさか自分の胸の片方に70億もの知的生命体を乗せている事には気づいていなかった。
2 Done/[十六夜] 10万倍 足 [that123] CN.txt ADDED
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1
+ 突然,超巨大的脚扎破天空出现。
2
+ 全长22km宽7km。埋尽地上街道上空的大小。
3
+ 每只脚趾至少是直径1km长2km的存在吧?
4
+ 比超高层摩天大楼还要巨大10倍的脚趾5只并排相连。
5
+ 看起来肌肤很幼嫩。
6
+ 那只脚在街上垂下来。
7
+ 脚就像放在地毯上一般温柔地沈进大地。
8
+ 但事实上是一只胖乎乎的脚踩碎一大片城市。
9
+ 尽管已经着陆,勉强地避免了直击的高楼大厦眼前端坐着超巨大脚趾,大厦连脚趾高度的10分之一都不到。
10
+ 脚趾在俯视着渺小的大楼。
11
+ 这只脚下一个城市消失了。住在那里的数万人也被踩在脚下。
12
+ 几万人被那只脚理所当然般地抹掉。他们的人生因为突然出现的巨大的脚这种荒唐的理由而迎来终结。
13
+ 如果真的有理由的话,也就只是为了迈出一步这种程度的理由而已。
14
+ 幸存的人们驱使着车和自己双脚困惑地逃起来,但巨大的脚为使刚才踩下来的一带变为空地,开始把周围的地方踩平。
15
+ 已经超出城市了,而是国家的一角被巨大的脚彻底践踏。
16
+ 脚下的车移动的距离比脚的长度也比不上,不过只有一秒都不到的时间,那几万人也不可能跑到那里,他们应该是连逃跑的机会也没有就被脚轻易地踩碎。
17
+ 在另一个地区,另一只超巨大的脚出现。
18
+ 刚好和最初的落脚的位置离开一段距离。这双脚是属于同一个人的吗?
19
+ 但是怎样也好,对人们有巨大危害这件事是没有改变。
20
+ 这次另一只巨大的脚用巨大的脚趾插入地面。
21
+ 5条肉色的巨柱。只是一只只的脚趾头都比世界上最大的建筑物还要巨大很多倍。
22
+ 插下去的脚趾往后方拖动。
23
+ 结果,巨大的脚趾开始拼命地削走地面。大楼有如沙粒一样被磨溃,整个城市被直接削去。
24
+ 巨大的脚趾搔动收集起都市内超高层大楼的瓦砾都轻易地吞没住在那里的人。
25
+ 脚趾形成了1km深的大坑。在脚经过之后,在那里留下5条沟槽,深深的峡谷和之前的巨坑重叠起来。
26
+ 人们的尖叫声和他们自己本身都被巨大的脚创造出来的轰鸣声和瓦砾海啸吞噬。
27
+ 在大地上的某一角出现两只巨大的脚在暴走。
28
+ 踩到的地方连高山也变为平原!脚跟挥落的位置更形成了火山口。
29
+ 高度只有数百米的群山都垫在脚趾底下被捻碎,而2000米的大山则在脚尖之间握溃。
30
+ 运河也被从远方嘎吱嘎吱地收集起来的沙土,转眼间被填平,搭飞机往天空逃跑成功的人不幸地撞向巨大的脚而爆炸了。
31
+ 飞机和巨大的脚相比是沙粒以下的大小。如果用人类的脚的大小来举例,飞机大约只有0.7㎜。在巨大的趾甲和脚趾中间夹起,也不会被注意到吧。现在,还有一些大楼奇迹般保持着形状夹在那里。说不定有人在那里生还。
32
+ 两只巨大的脚的脚趾开始彼此缠绕。
33
+ 似乎在嬉戏游玩。但那是厚度和长度也有数千米的脚趾在互相缠绕的可怕景象。
34
+ 脚趾互相交缠,踩在对方的脚背上。两只脚在兴奋地交织在一起。
35
+ 但是周边是受牵连的城市不断毁灭。
36
+ 脚只是很轻很轻地踩了下来就会把街道一扫而光。
37
+ 两只脚在来回搓动,为周边带来大灾害。巨大的脚在游玩时连云都踢散了。
38
+ 不久,出现了另一双巨大的脚。
39
+ 是左脚和右脚。一样是两只。
40
+ 从位置上来看,本来只有一只脚的地方现在变成了两只脚。
41
+ 实在是太可怕了。充满毁灭性的脚多了两只,现在四只脚带来的恐惧感是之前加倍。
42
+ 一个城市上的大小大概能垫两只脚,现在那样的脚却有四只踩在地面。
43
+ 每只脚下,到底有多少街道被沦为残渣?
44
+ 脚又开始动了。为了踏平地面而开始动。
45
+ 被踩到了地方,所有的物体都会彻底粉碎在脚下。
46
+ 在那个地方,本能奇迹般的生还的人们,看见巨大的脚掌在自己的上空出现都已经死心,放弃生存的希望。
47
+ 2双脚有如原地踏步一样把四周的地面都踩得结结实实。
48
+ 不久,那个地方完全被跺得一幢建筑物也没有残留下来,只有茶色的地面,赤裸裸地暴露的广阔荒野在蔓延四周。
49
+ 只有四只巨大的脚放在那里。当往上到高耸天中不知道为什么就消失了。
50
+ 当那些脚要迈出下一步的时候,那几只脚消失了。
51
+ 好像跑出了一个看不见的范围一样。
52
+
53
+ 「真是的,妈妈很忙我也明白,不过,不要随便让亲戚的孩子进来呀。我的被房间弄得乱七八糟。要收拾,整理了。啊,好的好的,那这个月的额外的零花钱和服务费。」
54
+ 拿到母亲勉强答应的给她的报酬的之后,百合(ゆり)回到房间。
55
+ 房间已经完全收拾干净,一个脚印也没有留下,包括十万分之一的城市也是。
56
+ 「本来留下来今晚用的配菜被用掉了,不过,算了,还有其他的大都市一」
57
+ 百合一边说一边把T恤,热裤和内衣脱去。
58
+ 黑色长发在飘扬,一丝不挂的肌肤在灯光下发出闪耀的光芒。
59
+ 巨大的乳房在摇动,彷佛抑制自己摇晃的拘束而经被解除。
60
+ 前方的地板上又唤来了一个不知和现实世界哪里连接起来十万分之一的比例城市。将会陪伴少女渡个愉快的晚上。
61
+ 「那么,我要开动了」
62
+ 噗哧发笑的百合往那个城市方向走去。
63
+ 这个城市的人现在还没有意识到有一个赤赤裸的身高160km起走来发出地震般的声响向他们走来的超巨大少女的存在。
2 Done/[十六夜] 10万倍 足 [that123] JP.txt ADDED
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1
+ 突然、空を突き破って現れた超巨大な足。
2
+ 全長22km幅7km。地上の街の上空を埋め尽くす大きさである。
3
+ 指もそれぞれ直径1km、長さも2kmほどはあるだろうか。
4
+ 超高層ビルの10倍もの大きさの足の指が5本もそこに連なっている。
5
+ どことなく、幼さが見て取れる。
6
+ そんな足が街の上に降ろされた。
7
+ 足はまるで絨毯の上に降ろされるように優しく沈み込む。
8
+ しかし実態はひとつの街を丸々踏み潰してしまったという事だ。
9
+ 地に着いたにも関わらず、僅かに直撃を免れた高層ビルは眼前に鎮座する超巨大なビルの10分の1にも満たない高さだった。
10
+ ビルを足の指が見下ろしている。
11
+ この足の下で街が一つ消滅した。という事は、そこに暮らす数万の人々も踏み潰されたという事である。
12
+ 何万もの人々を、この足はさも当然のように消し去った。彼らの人生は突然現れた巨大な足によって理由無く終わりを迎えたのだ。
13
+ もし理由があるとすれば、歩くための一歩を踏み出した、程度の理由しかないだろう。
14
+ 生き残った人々は車を駆り脚を駆り逃げ惑い始めたが、その巨大な足は一帯を更地にするように今しがた踏みしめた場所の周囲を踏み均し始めた。
15
+ 街どころではない。国の一角が、巨大な足によってぐしゃぐしゃに踏み尽くされた。
16
+ 足の長さだけの距離を移動して降ろされている足だが、その1秒にも満たない時間に数万もの人々が移動できるはずも無く、逃げる彼らを足は容易く踏み潰していった。
17
+ 別の区画に、もうひとつあの超巨大な足が出現した。
18
+ 最初の足の位置とは離れている。これらの足は一人のものではないのか。
19
+ だがそうであろうとなかろうと、人々に害である事に変わりは無かった。
20
+ 次なる巨大な足はその巨大な指をズズンと地面に突き立てた。
21
+ 5本の肌色の柱だ。たかが足の指だが、その一本一本が世界最大の建築物よりも遥かに巨大なのだ。
22
+ 指を突き立てた足は、そのまま後方に下がり始めた。
23
+ 結果、その巨大な指は地面をガリガリと削ってゆく。ビルさえも砂粒のように磨り潰され、街ひとつがそのまま削り取られた。
24
+ 巨大な指が引っ掻き集める超高層ビルなど街の瓦礫は、そこに暮らす人々を容易く呑み込んでゆく。
25
+ 指は深さ1kmほども沈み込みながらそれを成した。足が通り過ぎた後、そこには5つの溝が重なり合い深い深い谷間と穴が残される。
26
+ 人々の悲鳴とその体は、すべてその巨大な足が作り出す轟音と瓦礫の津波の中に呑み込まれていった。
27
+ とある一角に現れた二つの巨大な足は大暴れだった。
28
+ 山さえもペタペタと踏み固めたかと思えば、ドン! と踵を振りおろしクレーターへと変えてしまう。
29
+ 高さ数百mほどの山々は指の下敷きになり捻り潰されたが、2000mほどの多少大きな山はそのつま先の中で握り潰された。
30
+ 運河も遠方からゴリゴリと集められた砂であっという間に埋め立てられ、飛行機で空に逃げる事に成功した人々も、運悪くそこに向かって移動してきた足に激突して爆発した。
31
+ 飛行機などこの巨大な足と比べれば砂粒以下の大きさだ。足を人間の大きさに例えれば、飛行機はおよそ0.7㎜。あの巨大な爪と指に間に挟まっても、気づかれもしないだろう。現に今、いくつかのビルが奇跡的に形を保ったままそこに挟まれているのだ。そこに生き残っている人がいるかどうかはわからないが。
32
+ その巨大な足達がお互いの指を絡ませ始めた。
33
+ 戯れているのだろうか。しかし太さも長さも数千mもある指同士が絡み合う光景は凄まじいかった。
34
+ 相手の指を挟んだり、足の甲をペタペタと踏みつけたり。二つの足は楽しそうに絡み合っている。
35
+ しかし周辺ではとばっちりを受けた街が次々と壊滅していた。
36
+ 足が軽くペタンと踏み下ろされただけで街は吹き飛んでしまうのだ。
37
+ そんな足が二つも激しく動き回れば周辺は大災害になる。雲さえも蹴り散らして遊ぶ巨大な足達なのだ。
38
+ やがてそんな足達にもう一対が現れた。
39
+ 左右の足。それが二つ。
40
+ 位置から見るに、今まで片足だったところが両足になったのか。
41
+ 恐ろしい。一つでも壊滅的だった足が二つに増え、それだけでも凄まじかったのに今度はその倍の4本である。
42
+ あの足はひとつだけで街を一つ二���下敷きにできる大きさがあり、それが今四つも地面を踏みしめている。
43
+ 足がそこにあるだけで、いったいどれだけの街が被害に遭っているのか。
44
+ そんな足が動き始めた。地面を踏み均し始めた。
45
+ これまで踏んでいなかったところを、徹底的に踏み潰していった。
46
+ その場所に、奇跡的に生き残っていた人々も、その巨大な足の裏が自分たちの上空に現れた事にすべてを諦めた。
47
+ 2対の足はまるで足踏みをするように周辺を踏み固めていった。
48
+ やがてそこは、家一軒残らぬほど完全に踏み鳴らされ、茶色い地面をむき出しにした広大な荒野が広がっていた。
49
+ そこに立つ四本の足。天に聳えるその先はどうなっているかわからない。
50
+ その足は次の一歩を踏み出したとき、その向こうに消えた。
51
+ まるで何かの範囲から出たように。
52
+
53
+ 「ったくお母さんも忙しいのわかるけど、親戚の子だからって好き勝手させるのやめてよ。私の部屋ん中滅茶苦茶じゃない。片付ける身にもなって。あーはいはい、その変わり今月のお小遣いちゃんとサービスしてよ」
54
+ 母親との報酬の約束をこじつけた百合(ゆり)は部屋へと戻ってきた。
55
+ すでに綺麗に片付けられており、あの足跡も残っていない。あの、10万分の1の街も。
56
+ 「今晩のおかず用に丁度いいのとっておいたんだけど、ま、他の街でもいっか」
57
+ 言いながら百合は来ていたTシャツと短パンと下着を脱ぎ捨てた。
58
+ 黒く長い髪がバサリと翻り、一糸纏わぬ肌が蛍光灯の光に輝く。
59
+ 大きな乳房がぶるんと揺れ、まるで自身を抑え込むものが無くなったことに喚起しているようだ。
60
+ 前方の床には新たに呼び出した10万分の1の比率でリンクされたどこかの街。今夜のお供である。
61
+ 「じゃ、愉しませてもらおうかしら」
62
+ くすっと笑った百合はその街に向かって歩いて行った。
63
+ その街は、今 自分に向かって地響きを立てながら歩いてくる身長160km超の全裸の少女の存在に、まだ気づいていない。