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今回レビューするのは、言わずと知れたロングセラー恋愛ファンタジーゲーム「明治東亰恋伽」(通称・めいこい)。ミュージカル・ノベル・TVアニメと、多彩なメディアミックスを展開していて……いやもういいじゃろ、こういうの。
花より団子、文字よりイケメン! サクッと本題いきましょう。
2019冬アニメでは、どストレートに森鴎外(CV.浪川大輔)のルートに入りましたけれども。私はそうはいかない予定でしてよ!
TVアニメ第1話にて主人公を「僕の大事なフィアンセ」とパーティー会場で宣言した森鴎外。画面前で「ええええ」って声出た
■いざ明治ハイカラの世界へ!「メインストーリー」
さあ、イケメンに口説かれにいこうか。(筆者、オフィス内の自席にいるため真顔)
主人公は、お祭り会場にて奇術師のマジックショーに巻き込まれ、明治時代へタイムスリップ。
アニメで最初に出会ったのは、森鴎外と菱田春草(CV.KENN)でしたが、ゲームではこの方。さりげに初スチルも奪っていった!
犯人はお前だ!
ゲーム主人公の第一印象は「意外とツッコミ気質」。奇術師に対してはスパッと「不審者」認定しました。
主人公がタイムスリップした先は、明治時代のおエラいさんの社交場・鹿鳴館。陸軍省主催の夜会中だそうで、さっそく森鴎外が話しかけてきてくれました。
クーデレの王子・菱田春草も登場。
さあさあ、ストーリーという名のもと、攻略対象のイケメンが続々おひろめされますよ~。(表現な)
ツンデレの殿堂・泉鏡花(CV.岡本信彦)と、キケンな男代表・川上音二郎(CV.鳥海浩輔)。
王道的な取り合わせ、大変おいしいです。
あと、アニメでは遅れての登場となったイケメンたちも、ゲームでは早々に現れます。
下の画像は、第11話でやっと出た横山大観(CV.前野智昭)。
懐っこく話しかけてくる大観、ヤンチャな君から目が離せない~♪(即席歌)
主人公のモノローグに「ローストビーフを見た瞬間、全身の血が沸き立つような感覚があった」……。
牛鍋、カツレツと、明治グルメを満喫していたアニメ主人公を思い出します。アニメを観ていて何度「主人公の本命、牛肉だろ!」と思ったことか。
あとこちらのシーンもそうですが、全体を通して文章がキレイなことも印象的でした。確認したら、シナリオ監修に、「めいこい」ノベライズも担当している小説家・魚住ユキコさんの名前が。納得!
イケメンの物色(!)がひと通り済んだところで、再び、奇術師ことチャーリーが登場。説明パートですね、わかります。
そんなこんなで、「帰れるまでだけなんだからね、明治にはしかたなく滞在するんだからねっ!」という具合におさまりまして。
主人公は明治時代のイケメンたちとの恋にうつつを抜かすことになります。(偏りのある意訳)
メインストーリーは、アイテム「月ノ雫」もしくは「星ノ欠片」を消費することで進められます。
「月ノ雫」は3時間で1個チャージされるそうなので、毎日の楽しみとして、少しずつ進めていくのもいいかも。無課金派にもやさしい仕様なのではないでしょうか。
すでに実装されているシナリオだけでも、なかなかのボリューム感。
ちなみに、飛ばし読みという不届き行為はNG。ちゃんと愛を育んでいけということですな……。
■足バタバタ必至!「デヱトイベント」
はい来ました、イベント来ました! イケメンとデートの時間です!
今回プレイするのは、たまたまレビュー時期とかぶった(強調)、期間限定イベント「かぜっぴきの恋煩い」(http://meikoi.com/app/news/post-2757/)。
デートシナリオを読むには、「チャーリーチャンス」に挑戦する必要があり……まあ、ひらたく言うと「ガチャ」です。
デートシナリオのお相手は、ガチャで決まる……これは絶妙。
本命じゃないキャラが当たる可能性もあるわけで(むしろ母数的にそっちのほうが多いでしょ)。でも当たったら、つい読んじゃいそうじゃないですか。
で、読んだら「今までは別に……でも、あのイベントがきっかけで気になりだして(照)」とか起きるやつでしょ。推しが定まらない系ゲームになる予感がビシビシする。
さてさて。誰が出るかなー!
メガネの奥に蒸気した目元(意味深)が見える、小泉八雲(CV.立花慎之介)。
ギリシャ生まれアイルランド育ち、物の怪大好きの東亰帝國大学講師。
ちなみに、アニメで観たときの第一印象は「ハイテンションな人」でした。
イベントストーリーではどうなることやら。
ストーリーは、主人公が八雲先生の宿泊する帝國ホテルへ向かう場面からスタートしました。
その道すがら発見したのは、郵便ポストに熱く語りかける八雲先生。
風邪の熱に浮かされて、道端の郵便ポストを妖怪・からかさ小僧と勘違いしている様子。
「からかさ小僧を取材する!」の一点張りで、話が通じねえ……っ、どうしよう帰りたい。
私のライフはすでにゼロですが、しかし主人公はさすが。
ホテルに戻って休むことを提案します。
八雲先生をベッドに寝かせた後、ベッドサイドのテーブルに水やタオルを準備する主人公。この主人公、できる……!
ただいるだけなのに「幸せな夢」とか、言われてみたい……ああ、今か。
八雲先生、熱で頭がぼんやりとしている様子ですけれども。
「なにか欲しいものは?」と尋ねてみます。
近 ッ ! ! ? ?
アアアアアア困ります先生!
そのような赤らんだ顔でそのような甘いセリフをぶん投げられるのは非常に困ります!!
……相手は画面、ゲーム、キャラクター。わかっているはずなのに、照れまくった瞬間でした。
破壊力がすごい、なにこれこわい。
いや待て、今オフィスなんだ、人がばんばん後ろ通るんだ! ニヤニヤを抑えるのも限界なんだ!
糖分過剰摂取で脳みそがパニックだ!
助けてチャァーリィィィイイイ!
……ふう。
デートシナリオは7段階のレアリティが設定されていて、レアリティが高くなるほど糖度も高くなるそう。
ちなみに八雲シナリオのレアリティは、7段階あるうちの4段目・ど真ん中の「艶」。甘さは「中甘」……あれで中甘かぁ……。
■まとめ
プレイするのは、家でひとりのときがいいんじゃないかな……(本音)。
グラフィックはキレイですし、ストーリーもていねい。キャラは王子様、ツンデレ、ミステリアスなど、王道的なイケメンがずらり(誰かしら刺さっちゃうやつ!)。
なんというか「乙女ゲームでみんなが好きなところ、ていねいにていねいに、全部集めました!」という感じでした。
(甘いセリフの過剰摂取により、リアルタイムで深刻な語彙不足に陥っております……)
まあ、ひとつのレビュー記事より、イケメンのひと言ですよね(建前崩壊)。
冒頭からエンジン全開、予備動作なしで甘く口説かれたい方、ぜひダウンロードしてみてください。
©MAGES./LOVE&ART