Rinne を歌わせたい
Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI で、すでにある曲を Rinne に歌わせます。
つかいかた
- 女性のボーカル付きの曲を mp3 形式や wav 形式で用意します。
Sing.bat
をダブルクリックして、Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI を立ち上げます。- Windowsファイアウォールで通信を許可しなくとも利用できるようです。
- ブラウザに WebUI が表示されたら画面上部の、「伴奏とボーカルの分離」で、曲を伴奏とボーカルに分離します。
- 左下の「ここにファイルをドロップ -または- クリックしてアップロード」から mp3 形式や wav 形式の曲を登録できますが、すぐ上の「フォルダパスを入力」を空欄にする必要があります。
- モデルを「HP5-~」にして「変換」すると
RVC-beta\opt\
以下に伴奏とボーカルの wav が出力されます。- 曲によって相性があるようなので、「HP2-~」でも「変換」してどちらが伴奏とボーカルをキレイに分離できているかを比較します。
- ボーカルが分離できたら上部の「モデル推論」で、ボーカルを Rinne の声に変換します。
- 「音源推論」を「Rinne.pth」にします。
- 「処理対象音声ファイルのパス」にボーカルのwevのパスにします(フルパス可)。
- 「ピッチ抽出アルゴリズム」を「harvest」にします。
- 「特徴量検索データベースのファイルパス」を「..\Rinne.index」にします(フルパス可)。
- 「特徴量ファイルのパス」を「..\Rinne.py」にします(フルパス可)。
- 「変換」が成功したら、「出力音声」の「…」から変換したボーカルの wav をダウンロードします。
- 変換したボーカルの wav と、分離した伴奏の wav を、Audacity などのツールで結合します。
- 例)Audacity でボーカルと伴奏を開き、「ファイル」-「書き出し」-「MP3として書き出す」
品質の向上
- 曲を伴奏とボーカルに分離する手段はたくさんあり、よりキレイに分離できる手法がありそうです。
- 曲や声の組み合わせによって、最適なパラメータは異なるようです。
- 「ピッチ変更」を上げ下げしてみる
- 「ピッチ抽出アルゴリズム」を「harvest」でなく「pm」にしてみる
- 「检索特征占比(特徴量の検索割合?)」を上げ下げしてみる
- Audacity などのサウンドツールでも、品質を向上できます。
- ボーカルと伴奏のバランス調整やノイズの除去など